検体検査
採血室
臨床検査技師、看護師、看護助手で採血業
務を行っています。
検体検査
検体検査では主に患者様から採血した血液
から、血清中の生化学的な検査、各種の感染
症などの免疫血清検査、血球成分の検査、凝
固因子の検査及び輸血検査(交差適合試験、
血液型、不規則性抗体検査)輸血用血液の払
い出しを行っています。他に尿、便、胸水、腹水、
髄液、その他の穿刺液を用いて各種の検査を
行っております。
2011年10月より稼動した電子カルテシステム
により、迅速な検査データを提供しております。
各種検体が検査室に到着後、一時間以内に各
データを正確かつ迅速に提供できるように日々
努力しております。
一般検査(尿、便、胸水、腹水、髄液、その他
の穿刺液)
尿定性検査
蛋白、糖、潜血などを調べ、腎臓、膀胱、全身
状態を検査します。
尿沈渣
尿中の有形成分を自動分析機で調べ、必要が
あれば顕微鏡で精査します。
腎臓、膀胱の状態を調べます。
便潜血
(腸管出血の有無)、寄生虫などをしらべます。
その他
胸水、腹水、髄液、その他の穿刺液を検査しま
す。
血液検査
患者様より採血された血液を用いて血液成分
(赤血球、白血球、血小板等)自動分析機を
用いて分析します。
血球算定
赤血球、白血球、血小板、網状赤血球の数を
測定し、貧血、感染症などを調べます。
血液像
血液の細胞を自動分析機で調べ、必要があれ
ば顕微鏡で精査して、貧血、白血病、感染症
などを調べます。
赤血球沈降速度
炎症の診断に簡便な検査です
凝固検査
肝臓で作られる凝固因子という物質が血管内
で機能しているかを下記の事項について調べ
ます。
① 出血を止める仕組みを調べます。
② 血管内部で血液のかたまり(血栓)が発生
する原因を調べます。
③ 血栓が原因で起きる病気(心筋梗塞・脳梗
塞等)を予防する薬の効果を確認する時に
調べます。
出血時間
出血が何分で止まるかの検査です。
耳朶(耳たぶ)を少し切って調べます。
骨髄像
血液細胞の作られる骨髄の検査です。
生化学検査
中央処置室にて準備された試験管(バーコードが貼られています)にて採血された検体は、速やかに気送子にて検査室まで搬送されます。
患者様より採血した血液が凝固してから遠心分離機により血清成分と血球成分に分離し、血清成分を検査材料とし肝機能や、腎機能、脂質、糖尿病の検査をし体内の異常を推測します。
血清の化学的な成分(蛋白、糖質関連、窒素化合物、酵素、電解質、脂質等)や薬物血中濃度を、最新の自動分析機を用いて分析しております。
免疫血清検査
生化学検査と同様に血清が検査材料となります。
血清中の肝炎ウィルスの抗原、抗体、甲状腺ホルモンなどを測定します。
血清中の微量の物質を測定する為、生化学検査より多少測定時間がかかります