整形外科・リウマチ科このページを印刷する - 整形外科・リウマチ科

2024年10月3日掲載

整形外科では、主に上肢、下肢、脊椎、骨盤などの病気やケガを、リウマチ科では、関節リウマチの診断と治療を、先端医療を導入しつつも標準治療を基本に、必要な時は他科とも連携しながら診療しています。診察待ち時間の短縮のため、出来る限り病診連携システムを利用して紹介状を持参して受診して頂けると有難いです。

対象疾患・診療内容

外傷 骨折、脱臼、捻挫など(頭、顔は脳神経外科・眼科・耳鼻科・口腔外科で、胸腹部は外科・心臓血管外科です。)膝半月板や靱帯損傷、野球肩・野球肘などのスポーツ外傷もご相談ください。診療時間外も24時間で外傷対応を行っています。
骨粗鬆症 高齢者の骨折が増えていますので、骨折や寝たきりの予防に早めの検査や治療をお勧めします。効果的な薬が続々と発売されていますので、早期診断・早期治療で骨密度の増加や骨折の予防が期待できます。骨粗鬆症診療支援スタッフがいますので、お気軽にご相談ください。
関節疾患 変形性関節症(膝痛や股関節痛)や五十肩、扁平足、外反母趾などの慢性疾患の診察と治療を行っています。病状に応じて、人工股関節置換術、人工膝関節置換術、人工肩関節置換術、関節鏡手術などを行っています。
関節リウマチ 近年では効果的な薬(メトトレキセートや生物学的製剤など)を使用することによって寛解が期待できますので、受診後2~3ヶ月間は薬物治療をしっかり行いますが、それらの薬を使用しても症状が良くならない場合や痛みが強い場合は、手術(関節鏡視下滑膜切除術、関節形成・固定術、人工関節置換術など)を行うことがあります。リウマチ専門看護師やリウマチ専門薬剤師もいますので、お気軽にご相談ください。特発性大腿骨頭壊死症の手術治療を行っています。
骨・軟部腫瘍 良性腫瘍の手術を行っています。悪性腫瘍が疑われる場合は、他の専門病院に紹介することもあります。
脊椎・脊髄疾患 脊椎圧迫骨折に関しては、最新のレントゲン透視機器を用いた、低侵襲BKP手術(経皮的椎体形成術)を行っています。また、椎間板ヘルニアの手術なども行っています。

スタッフ紹介

               
氏名 役職 専門分野 出身大学
入江 悠子 整形外科診療部長 整形外科一般、外傷 昭和大学
小林 哲士 整形外科部長 整形外科一般、外傷 聖マリアンナ医科大学
渡邉 健太 整形外科医師 整形外科一般 浜松医科大学
佐藤 完 整形外科医師 整形外科一般 昭和大学
大沢 延行 整形外科非常勤医
(水曜日)
脊椎外科 昭和大学
永田 美帆 整形外科非常勤医 整形外科一般 東海大学
中西 亮介 整形外科非常勤医 整形外科一般 昭和大学

診療実績

2022年度の手術実績 件数
人工関節(股・膝・肩) 72件
脊椎(BKP,PPS) 23件
一般的な整形外科手術(主に骨折手術) 472件
関節鏡手術 9件
その他 101件
合計 654件

整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究への参加について

 当院は、公益社団法人日本整形外科学会が実施するデータベース事業 Japanese Orthopaedic Association National Registry(JOANR)に参加しています。
 この事業は、運動器疾患の手術に関する大規模データベースの構築を目的とし、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
 この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当院が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。
 この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また、患者さんのプライバシーの保護については法令等を遵守して研究を行います。
 何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 なお、患者さんの試料・情報について、本研究への利用を望まれない場合には、担当医師にご連絡ください。
この研究は、通常の診療で得られた記録を使って行われます。このような研究は、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開することが必要とされています。研究結果は学会等で発表されることがありますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。
 

1.JOANRに登録する情報の内容

 当院整形外科で行われた手術と治療に関する情報に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。JOANRに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結びつける対応表は当院で厳重に管理し、JOANRには提供しません。

2.登録する情報の管理・結果の公表

 登録する情報は、それ自体で患者さん個人を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。
 当院及びJOANRでは登録する情報の管理にあたって情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報の保護に関する法律」、「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。
 データの公表にあたっては、JOANRが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。

3.登録の拒否や登録情報の確認

 データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。担当医師もしくは当院のスタッフにお伝えください。
 また登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当院のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
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4.JOANR担当者の訪問による登録データへの協力

 当院からJOANRへ登録した情報が正しいかどうかを確認するために、JOANRの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。
 当院がこの調査に協力する際は、JOANRの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。
 本事業への参加に関してご質問がある場合は、担当医師当院のスタッフにお伝えください。
 また、より詳細な情報は下記に掲載されていますので、そちらもご覧ください。
 JOANRホームページ
   https://www.joanr.org/about