栄養管理室
2024年4月1日掲載
栄養管理のサポート
治療が効果的に進むように医師、管理栄養士、看護師が協力し食事計画を作成いたします。
また、患者さんの栄養改善を目的としたNSTという多職種からなるチームが活動しています。週に1度回診を行い、「食べられない」「体重が減ってしまった」など、栄養に関する様々な問題を解決できるよう相談しています。
栄養状態の評価
入院された患者様の栄養状態を医師、看護師、栄養士はいつも注目しています。栄養状態が良い患者様は治療が効果的に進み早く退院できます。合併症や、感染症にも罹りにくくなります。なにより食欲がでて食事がより美味しく食べることができます。
【お食事の摂取状況】
お食事を食べた量について食事毎伺っております。必要な栄養が取れているか確認します。
【身体状況】
身長・体重の計測をします。腕の周囲や皮下脂肪の厚さを測ることもあります。体重の変化は栄養状態の判断の指標になります。皮膚や口腔内もみます。
【血液検査】
栄養状態の指標となる項目をチェックします。食事摂取状況とあわせて結果判定をします。
【栄養摂取に関する方針】
栄養補給の方法は経静脈栄養と経腸栄養があります。当院ではできる限り早期の経腸栄養の実施、経口での食事摂取を目標にしています。
栄養相談のご案内
栄養相談は月曜から金曜日に実施しています。
心臓食、糖尿病食等の生活習慣病をはじめ、「最近、食欲がない」、「退院後のお食事が不安」など様々な食事に関するお悩みに幅広く対応しております。
申し込み方法
外来患者様 外来受診時に医師にお申し出ください。
入院患者様 主治医、または看護師にお申し出ください。
相談日時
相談日時は予約制になっています。おもに外来の方は受診後、入院患者様は午後実施しています。食事を作られる方も御一緒に相談に応じます。月曜から金曜日の9時より16時までの間実施しています。
【糖尿病教室】
毎月第2・4木曜日 14時~15時(現在、入院患者様のみ)
医師・薬剤師・理学療法士・看護師・管理栄養士による講義をテーマごとに4回に分けて開催しています。
日程 | 担当 | 講義内容 |
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偶数月 第2木曜 |
薬剤師 管理栄養士 |
「飲み薬と注射ってどうちがうの?」 「糖尿病食事療法の基本って?」 |
偶数月 第4木曜 |
理学療法士 管理栄養士 |
「これだけやっておけばいい運動って?」 「こんなに多いの?!飲み物やお菓子の糖分」 |
奇数月 第2木曜 |
医師 管理栄養士 |
「糖尿病とは?」 「外食と中食について」 |
奇数月 第4木曜 |
看護師 管理栄養士 |
「足が喜ぶフットケア」 「TVの情報 アレって本当?」 |
【減塩教室】
毎週水曜日14時~15時(入院患者様対象)
3階病棟食堂にて、管理栄養士がテーマ毎に減塩のポイントについて講義します。
メインテーマ |
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どうして減塩が必要なの? |
塩分を減らすためのポイント |
やってみよう!塩分6gの食事 |
らくらく減塩のコツ |
入院中のお食事について
栄養状態や疾病に応じ多種の食種より最適な食事を供食いたします。
入院中のお食事は治療の一環として医師の指示に基づき決定されます。
また、患者様の嚥下状態に合わせて食形態を変更することもあります。
食種は常食などの一般食とエネルギー制限や塩分制限など疾病に適した特別食があります。
【食事時間】
○朝食7時30分 ○昼食12時 ○夕食18時
常食 |
串刺し食 |
【イベント食】
当院では、入院生活の中で少しでも四季折々の移り変わりや、行事の楽しみを感じて欲しいという思いから、行事食や四季折々に合わせた献立を提供しています。
JAふじ伊豆との共同企画 |
大晦日のそば献立 |
【さくら病棟のイベント食】
病棟のイベントテーマに合わせたメニューで提供しています。
夏祭り ロコモコ丼(ソフト食) |
クリスマス会 クリスマスランチ |
主なお食事の内容例
- 常食(エネルギー1,800キロカロリー たんぱく質75g 塩分8g)
- 全粥食(エネルギー1,600キロカロリー たんぱく質70g 塩分8g)
- 心臓食II(エネルギー1,700キロカロリー たんぱく質70g 塩分6g未満)
- 糖尿食20単位(エネルギー1,600キロカロリー たんぱく質70g 塩分6g未満)
- きざみ食(エネルギー1,400キロカロリー たんぱく質60g 塩分8g)
- ペースト食(エネルギー1,300キロカロリー たんぱく質50g 塩分8g)
- ハーフ食(エネルギー1,000キロカロリー たんぱく質35g 塩分5g)
※1、3は主食米飯、他は全粥になります。