リハビリテーション科
2024年9月4日掲載
リハビリテーション科の特徴
当院のリハビリテーション科は、理学療法(PT)・作業療法(OT)・言語聴覚療法(ST)の3職種を混成したチームを編成し病棟担当制をとっています。チームとしては急性期、生活期のチームに分かれており、急性期では整形外科疾患、心疾患、中枢疾患、生活期では重症心身障害疾患、 神経難病疾患等のリハビリに従事しています。
中でも当院は地方循環器病センターとして国立病院機構の基幹施設に指定されているため、循環器疾患(心筋梗塞、狭心症、心不全、大血管疾患、脳卒中等)のリハビリテーションに力を入れているのが最大の特徴です。
特に心大血管リハビリテーションについては、発症後および手術後超早期より開始し、運動療法を通して合併症の予防と身体能力の改善を促します。そして患者さまとともに日常生活動作の早期獲得と早期の退院を目指します。
さらに退院後も、一貫したリハビリテーションが行えるように、外来通院にてリハビリテーションが継続できるシステムをとっております。
理学療法について
リハビリテーション理念のもと、理学療法は、病気・ケガ・寝たきりなどによって身体が不自由となった人々に対して身体と心の両面から機能の回復・維持をはかり、基本的動作能力の改善を目的としています。
その目的を達成するため、当院では各患者さまの状態を調べ、全体像(身体機能・心理面・リスク等)をつかみ、適切な治療方法・目標を設定した後、治療を進めています。
作業療法について
身体障害者が社会復帰するために、身体を動かして作業をすることで,心を癒したり,社会生活に適応する能力を回復させることを目的としています。治療の一環としてのみでなく,予防や普通の社会生活への適応性を高めるための援助をする役割も果たします。
言語療法について
「コミュニケーション障害」と「食べることの障害」のある方の言語や聴覚や摂食嚥下機能の獲得・回復・維持を支援し、生活の質(QOL)を高めるために行われるリハビリです。機能そのものの獲得や回復が困難な場合には、補助具を使用したり、代償手段獲得の訓練も行います。「コミュニケーション障害」とは、脳卒中や頭部外傷後の失語症や運動障害性構音障害、音声障害、聴覚障害などです。
リハビリテーション科スタッフ
職種
理学療法士 15名
作業療法士 6名
言語療法士 3名
助手 1名
主な資格
認定理学療法士 1名
3学会合同呼吸療法認定士 7名
心臓リハビリテーション指導士 3名
骨粗鬆症マネージャー 2名
集中治療理学療法士 1名
心不全療養指導士 1名
DMAT隊員 3名